コラム
Column
【Pyrex】クリスマスを祝うイタリア伝統菓子パネトーネって?レシピや保存方法もご紹介
人気パティシエ栗山莉沙さんによるPyrexを使ったレシピ連載シリーズ。今回はインパクト大のメジャーカップ1.0Lを使って、イタリアのクリスマス伝統菓子、パネトーネにチャレンジ!!パネトーネはクリスマスになる3~4週間前に家庭で作って少しずつ食べて待つという意味のあるパン菓子。工程は多く難しいですが、このクリスマスという1大イベントにチャレンジしてみませんか?
【レシピ】『メジャーカップ』でパネトーネ
Pyrex メジャーカップ1.0L 1個分
★材料★
●1回目ビーディング(こねる)
強力粉 100g
グラニュー糖 20g
ドライイースト 6g
牛乳 110g
卵黄 30g
レモンの皮 1/2個分
●1回目ニーディング(叩きつけるようにこねる)
強力粉 40g
薄力粉 60g
塩 3g
●2回目ニーディング(叩きつけるようにこねる)
無塩バター 50g
フルーツの洋酒漬け 100g
溶かしバター 適量
コアントロ 適量
グラニュー糖 適量
粉砂糖 適量
★作り方★
【下準備】レモンの皮を削る。バターを室温に戻しておく。型にバターを塗っておく
1.1回目ビーディングの材料を全てボールに入れて5分間ゴムベラでよく混ぜる
2.1の中に1回目ニーディングの材料を加えて混ぜ合わせる。作業台の上に打ち粉をして生地を取り出し、10分間こねる
3.2をボウルに戻し、やわらかくしたバターを入れて生地に混ぜ入れ、再度作業台に取り出して10分間こねる
4.3の中にフルーツの洋酒漬けと加えて混ぜ合わせ、ボウルに戻し入れる
5.一回り大きいボウルに28度のお湯を張り、生地を入れたボウルを重ねてラップをして40分間寝かせて発酵させる
6.生地のガス抜きをしてから3等分にする。生地を丸めて布をかけ、20分間ベンチタイムをとる
7.生地を丸めなおし、Pyrex型にバターを塗って生地を戻しいれ37℃くらいの室温で40分休ませて発酵させる
8.型の9分目まで生地が発酵したら中心にクープを入れて、溶かしバターを塗り、180℃~25分焼いたあと170℃~6分オーブンで焼く
9.焼き上がったらコアントロを染み込ませ、溶かしバターを塗ってからグラニュー糖を振りかける
10.熱が冷めたら粉糖をたっぷりとふりかけてできあがり!
パネトーネを作るポイントは?
―今回のパネトーネ、クリスマス前にゆっくり準備を進めるという伝統も素敵ですよね。
「そうですよね。イタリアでは11月の終わり頃に作って少しずつ食べたり、親戚に配ったりしてクリスマスを待つそうです。そのため保存が効くようにドライフルーツを入れて味の変化を楽しんだり、コアントロの発酵を楽しんだりしていきます。実際は冷蔵庫で1週間、冷凍なら2,3週間は持つと思うのでゆっくりと楽しんで食べてほしいです。」
―今回のポイントはどこでしょうか?
「生地を休ませる工程が多いので、室温を40℃に保つ場所作りが発酵には欠かせません。発酵器やオーブンに発酵機能があればもちろん良いですが、大きなボウルにお湯を張り一回り小さなボウルに生地を入れるのでも温度が保ちます。そのほかにお風呂場やこたつの中というのも聞いたことがありますが、生地を安定した場所におけるところでの発酵をおすすめします。」
―少し工程を省けるところがあるとしたら、どの工程でしょうか?
「そうですね・・。こねるところは丁寧にやってほしいので、ホームベーカリーがあれば大分楽になると思います。こねる工程が終われば時間はかかりますが寝かせることが多いので、その間に料理を作ったり家事をしたり、息抜きしてクリスマスのことを考えたりリラックスしながら作っていただけると楽しいと思いますよ」
―メジャーカップでパネトーネって斬新ですが使い心地はいかがでしたか?
「この1Lサイズがまたインパクト大ですよね。パイレックスの1Lメジャーカップは間口が広く綺麗な形をしているので実は型としてぴったりなんです。ちょうど良い厚みですし火の通りも側面からとても見えやすいですし、持ち手があるのも便利ですよね。」
保存がきくのにしっとりとして美味しいパネトーネ。ドライフルーツと洋酒の味わいの変化も楽しみたいですよね。少し時間のある日にクリスマスのことを考えながら作ってみてはいかがでしょうか。