コラム
Column
【Pyrex】今話題!ドーム型ケーキ「ズコット」でクリスマスケーキ
人気パティシエ栗山莉沙さんによるPyrexを使ったレシピ連載シリーズ。今回はドーム型ケーキで今話題のズコットにチャレンジ!ズコットは先月紹介したパネトーネ同様イタリア生まれで、見た目が可愛いのはもちろん、いろんなアレンジもきくとってもおしゃれなケーキです。工程は多いですがボウルで作るので成形は簡単ですよ。クリスマスケーキ、今年は一味違ったズコットを作ってみませんか?
【レシピ】『Pyrexボウル』でズコット
Pyrex 940ml ボウル 1個分
★材料★
【ココアスポンジ】 15㎝丸形で焼く
全卵 1個
砂糖 30g
小麦粉 23g
ココア 7g
バター 8g
【バニラスポンジ】 20×20㎝の角型で焼く
全卵 3個
砂糖 90g
小麦粉 90g
バター 22g
【クリーム】
35%生クリーム 200g
砂糖 20g
アーモンド 30g
ヘーゼルナッツ 30g
ピスタチオ 30g
チョコレート 35g
【シロップ】
砂糖 20g
水 20g
ブランデー 大匙1
★作り方★
【チョコレートスポンジ】
1.卵を溶きほぐして砂糖を加え、湯せんのお湯で熱を加えながら泡立てる
2.振るった小麦粉を加えてゴムベラでよく混ぜ合わせ、溶かしバターを加える
3.直径15㎝の丸型に紙を敷き、チョコレート生地を流して表面を平にする
4.170℃~15分焼き上げる
5.焼けたら型から外し、常温で熱を取る
【バニラスポンジ】
6.作り方はチョコレートスポンジと工程は同様
7.20×20㎝の型に薄紙を敷いて、生地を流しこみ、表面を平にする
8.170℃~13分、160℃~12分 焼き上げる
9.焼けたら同様に型から取り出し、常温で冷ます
【スポンジのスライス】
10.バニラスポンジを厚さ1㎝×12㎝に切り、それを対角の斜めにスライスして三角にする
11.Pyrexのボールにラップをしいて、この三角のスポンジを扇状に張り張り付ける
12.スポンジが乾かないようにラップをかけておく
13.チョコレートスポンジも1㎝厚にスライスし、直径12㎝と直径15㎝の丸を用意する
【クリーム】
14.ナッツ類を160℃~8分ローストして冷ます
15.ナッツ、チョコレートを細かく刻む
16.生クリームと砂糖を7分立てに泡立てる
17.生クリームの中に、ナッツとチョコレートを加えて混ぜ、冷やしておく
【シロップ】
18.小鍋に砂糖と水を加えて熱を加えたら、冷ましてお酒を加える
【組み立て】
19.スポンジを敷き詰めたボールにクリームを半量流す
20.直径12㎝のチョコスポンジにシロップを塗ってから、クリームの上に置く
21.残りのクリームを加えて平らにする
22.直径15㎝のチョコスポンジにもシロップを塗り、クリームの上において蓋をする
23.ラップに包んで、冷蔵庫で休ませる
24.アプリコットジャムを塗って、クリスマス風にデコレーションする
ズコットを作るポイントは?
―今回も見た目のインパクトが強いケーキですね!
「パネトーネに続き、普段は道具として使うものを型として使っているのでインパクトが出ますよね。ズコットはボウルで成形するので必ず綺麗な半球型になるのは嬉しいポイントです!今回はナッツとクリーム、チョコレートを入れましたがヨーグルトやアイスを入れてアイスケーキにしたり、好きなフルーツを入れたりとアレンジがきくのでぜひ自分のお好みのものを詰めてスペシャルなズコットを作ってほしいです。このズコットはイタリアで生まれたケーキで帽子の形という由来のケーキ。今回はクリスマス風にデコレーションしましたがどんな季節にも作れるケーキです。切っても可愛い、いわゆる萌え断なのも良いですよね。」
―今回のポイントはどこでしょうか?
「スポンジを切り分けて敷き詰めていくケーキなので、スポンジをしっかり作ることは必要不可欠です。卵を湯せんで温めながら泡立てるなどの基本工程が重要です。また切り分ける時に崩れないようにするために、工程1つ1つしっかり材料を冷ますのも大事です。最後はしっかりと冷蔵庫で冷やして切り分けやすく出来るようにしたいですね。切った時に「こんな材料が入ってたんだ!」というサプライズの瞬間でもありますからね。」
―ボウルの使い心地はいかがでしたか?
「サイズが4展開ありどれにしようか迷いましたが940mlはドーム型ケーキとしてちょうどよく、使いやすかったです。頑丈さもしっかりあるので型崩れもなさそう。普段ボウルとしても愛用しています。」
クリスマスはもちろん、バレンタインや年中作って楽しめるズコット。自分だけのスペシャルなズコットにチャレンジするのも楽しいこと間違いなし!おもてなしにもぜひ試してみてくださいね。